【剣盾ダブルS4】 ドラパルト&物理セキタンザン【最終22位、レート2023】
初めましての方は初めまして、今まで見てくださっていた方は超お久しぶりです!
アル(@arubrakki)と申します。
今回は剣盾S4ダブルバトルランクマッチ、最終22位、瞬間14位を達成しましたので構築記事を書きました。前回の構築記事が二年前だったので、拙い文章になっているかもしれませんがよろしくお願いします。
【目次】
【はじめに】
今回のPTは、やましょー(@yamasho_poke)さんの記事を参考して作りました。
そのため、まずはやましょーさんの構築記事を読んでから、自分の記事を読むともっと理解がしやすいと思うのでお勧めします!
やましょーさんの記事↓
【PT紹介】
【証拠画像】
【構築経緯】
シーズン3から新しく解禁されたキョダイマックスセキタンザンを使ってみたいと思い、すでにコンボとして有名なドラパルトセキタンザンを採用。
ドラパルトセキタンザンの情報を集めていたら、やましょーさんの構築記事を発見したという流れです。
やましょーさんのPTは の6体、その中で
先制技が強いローブシンとミミッキュ、なみのり以外に蒸気機関を発動させるためのアシレーヌを採用させていただきました。残り1体は、バンギラス+ドリュウズ+トゲキッスの並びが厳しかったので、この3体に強く出れるナットレイを入れてPTが完成いたしました。
【個体解説】
セキタンザン(キョダイマックス個体)
・性格 いじっぱり
・特性 じょうききかん
・持ち物 じゃくてんほけん
・個体地 31‐31‐31‐31‐31‐31
・努力値 H4 A252 S252
・実数値 186-145-140-90-110-82
ソーラービーム だいばくはつ
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詳細
セキタンザンに関しては参考にした記事に詳しく書かれているため、ここでは簡潔にまとめさせていただきます。
1.キョダイフンセキの強さ
4ターンの間、相手全体のいわタイプ以外のポケモンに、毎ターン最大HPの1/6のダメージを与える効果。実際に使ってみるとわかりますが、破格の強さです。
相手のポケモンが交代しない限り、最大2/3ダメージを与えることができます。
そうなると、相手のポケモンのHPが自然と先制技圏内に入りやすくなります。
2.特性 じょうききかん (以降漢字表記)
「みず」or「ほのお」タイプの技を受けると素早さが最大まで上がる。
最大まで上がるは、6段階上がることであり、倍率で言えば4倍になります。
つまり、蒸気機関が発動した状態のセキタンザンのS実数値は328。これは、最速すなかきドリュウズや最速ようりょくそフシギバナよりも速い数値となります。
弱点保険&蒸気機関が発動すれば、基本どのポケモンにも抜かれずに上から高火力でごり押しが可能です。
3.物理型
今回、セキタンザンが物理型の理由として、
・キョダイフンセキの火力が特殊型よりも高いこと
→ 特殊型のセキタンザンはキョダイフンセキのベースとなる技が「げんしのちから」なので威力110。物理型は「いわなだれ」なので威力130となります。これにより、キョダイマックスラプラスを乱数1発で落とすことができます。(ラプラスのDは高い
ので、特殊型だと落とせません)
・現環境のいかくポケモンに対して強い
→ 現在のダブルランクマッチにおける、特性「いかく」を持ったメジャーポケモンはガオガエンとウィンディですが、セキタンザンはこの2体に対して弱点を取れます。例え、いかくを受けたとしても高火力で落としきれます。
・だいばくはつを絡めた戦法がとれる
→ だいばくはつを技構成に入れることで、キョダイダイマックスを使わない戦法を取ることができました。これは初手の不利対面で「なみのり」と合わせて使うことで、相手の初手に圧倒的な負担を押し付けつつ、裏に繋げることができます。特に、トゲキッス+水ロトムの対面になった時はよく使いました。
4つ目の技としてトリトドン対策のソーラービームを採用していますが、トリトドン絶滅したのではないかと思うくらい見なくなったので、「まもる」を入れるのもありかも…?
ドラパルト
・性格 ようき
・特性 クリアボディ
・持ち物 きあいのタスキ
・個体地 31‐31‐31‐x‐31‐31 (C0が望ましいがなみのりで相手を削る場面もあったので諸説あり)
・努力値 H4 A252 S252
・実数値 164-172‐95-x-95-213
サイドチェンジ おにび
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詳細
最速のなみのり装置。なみのりを使えるポケモンは何体かいるが、ねこだまし無効&だいばくはつ無効が強いので採用。ゴーストダイブは1ターン相手の攻撃をかわすことができるため、キョダイフンセキとの相性抜群です。
そしてサイドチェンジですが、ドラパルトセキタンザンの相性補完が優れているため、かなり有効に働きます。セキタンザンへの水技をサイドチェンジでドラパルトが半減で受けることができ、ドラパルトへの氷技をセキタンザンが半減で受けることが可能になります。
参考にした記事は壁対策としてサイコファングを入れていましたが、自分はドラパルトがバンドリに対して何も有効打を持っていないと思い、この2体を無力化する方法として鬼火を採用しました。タスキを持っているので、安定して鬼火を打つことができます。また、最近は物理型ドラパルトも多いのでドラパルトに鬼火を打つこともありました。
ローブシン
・性格 いじっぱり
・特性 てつのこぶし
・持ち物 いのちのたま
・個体地 31‐31‐31‐x‐31‐31
・努力値 H228(命の珠最小ダメージ) A252 D28
・実数値 209-211‐115-x-89-65
・技構成 まもる ドレインパンチ
マッハパンチ かみなりパンチ
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詳細
対バンドリ最終兵器
セキタンザンの苦手なバンドリを滅ぼすことができるポケモンです。
特性はマッハパンチを最大火力で放つことができる「てつのこぶし」にしました。
・てつのこぶし+いのちのたまマッハパンチ=H4ドリュウズ確定一発
・てつのこぶし+いのちのたまマッハパンチ=H252バンギラス確定一発
・てつのこぶし+いのちのたまマッハパンチ=H252ダイマックスバンギラス56.5%~ 67.8%
また、「こんじょう」ではなく「てつのこぶし」にすることで、トゲキッスやミロカロスを乱数で倒すことができます。乱数で倒せるということは、キョダイフンセキと組み合わせることで確定1発へとなります。
ローブシンは構築によってHA振りかAD振りに分かれることが多いポケモンですが、AD振りだと役割対象であるダイマックスドリュウズのダイアースで落とされる場面が何度かあったので、特殊方面の耐久は無視してHA振りにしました。
ナットレイ
・性格 ゆうかん
・特性 てつのとげ
・持ち物 とつげきチョッキ
・個体地 31‐31‐31‐x‐31‐0
・努力値 H252 A252 D4
・実数値 181-160‐151-x-137-22
・技構成 ジャイロボール パワーウィップ
はたきおとす タネばくだん
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詳細
バンギラス+ドリュウズ+トゲキッスへの対策。とつげきチョッキを持たせることで、セキタンザンの苦手な水タイプ(ミロカロスや水ロトム)に安定した後出しができるようになった。
技構成は ジャイロボール・パワーウィップ・はたきおとす までは確定であるが、今回はパワーウィップの命中不安が怖いので、安定行動ができるタネばくだんを採用した。パワーウィップを当てる自信がある方はボディプレスなんかを入れるのもありかもしれません。
また、ナットレイもセキタンザンの「特性」と相性補完が優れています。
ナットレイと相手の炎タイプポケモンor炎技が使えるポケモンがいた場合に、裏のセキタンザンを繰り出すことで、特性の蒸気機関を発動することができます。
みずタイプの技で素早さが上がると思いがちになってしまいますが、ほのお技でも素早さは上がります。実際にこのムーブをしてセキタンザンを活躍させたことが何回かあるので覚えておいて損はないと思います。
アシレーヌ
・性格 ひかえめ
・特性 げきりゅう
・持ち物 ソクノのみ
・個体地 31‐x‐31‐31‐31‐31
・努力値 H252 B84 C172
・実数値 187-x‐105-184-136-80
・技構成 まもる ねっとう
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詳細
耐久調整:HB ようきダイマックス珠ドラパルトのダイホロウを確定耐え
ドラパルトセキタンザン以外に蒸気機関&弱点保険コンボを発動させるために先制水技のアクアジェット要員。剣盾でアクアジェットを覚えるポケモンは、カメックス・ハリーセン・シザリガー・バスラオ・ツンベアー・アシレーヌ・グソクムシャ・インテレオン・カマスジョー。アクアジェットの火力を最小限にするために物理型を除いた場合、残る候補はカメックスインテレオンアシレーヌの三体となる。その中で耐久が高く、ドラパルトに対して一致弱点技を使うことができるアシレーヌを採用しました。
特性が「うるおいボイス」ではない理由として、現環境では「ちょすい」の特性を持つラプラスがいるため、ハイパーボイスで相手を回復させる可能性があります。キョダイフンセキで削るのがメインのPTで相手を回復させる行為はなるべく避けたいと思い、「げきりゅう」にしました。(火力補正のある持ち物を持ってないハイパーボイスがそこまで強くないのも理由の一つです)
持ち物の「ソクノのみ」はロトムとダイマックスジュラルドンのダイサンダー対策で採用しました。これにより、わるだくみを一回積んだロトムの10万ボルトも耐え、対面で強く動かすことが可能です。
ミミッキュ
・性格 ゆうかん
・特性 ばけのかわ
・持ち物 のろいのおふだ
・個体地 31‐31‐31‐x‐31‐0
・努力値 H252 A252 B4
・実数値 162-156‐101-x-125-90
・技構成 かげうち ゴーストダイブ
じゃれつく トリックルーム
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詳細
先制技&トリックルーム要員。ドラパルトセキタンザン以外のポケモンが軒並み遅いポケモンばかりなので、トリックルームも搭載している。
持ち物はかげうちの火力を上げるために「のろいのおふだ」を選択。(のろいのおふだは野生のヨマワルから奪うのが楽です)
ゴーストダイブはドラパルトで先述した通り、ターンを稼ぐことができる。
トリックルームは裏からミミッキュを出して詰めの展開に使うことが多かった。
当初はトリックルームを使わなくても活躍できるようにAS型にしていたが、トリックルームを使いたい場面でAS型だと耐久が足りず、落とされることがあったのでHA型にしました。
【選出】
先発:+
ほとんどの相手はこれで大丈夫です。裏は相手のPTを見て選びましょう。
「なみのり+キョダイフンセキ」コンボはねこだましが効かないので、かなり安定して行うことができます。
【選出パターン一覧】
VS
→ 初手、裏には確定。初手行動はドラパルトがバンドリのどちらかに鬼火を打ちます。(大体自分は裏にローブシンがいるのでドリュウズに鬼火します)
ナットレイはダイマックスしてドリュウズにダイソウゲン。バンギラスは弱点保険を持っている可能性が高いので、ダイマックスしてもナットレイのダイスチルやダイソウゲンを当てないようにしましょう。
*ナットレイはダイマックスするのが理想ですが、相手のPTにといた場合。相手が交代する可能性も高いので慎重にダイマックスタイミングを見極めましょう。
その場合、自分は4体目にを入れていることが多いです。
VS
→ 初手で「なみのり+だいばくはつ」or「サイドチェンジ+にキョダイフンセキ」のどちらかです。前者は裏のポケモンで相手のポケモンが見れる場合、後者はがまだ必要かキョダイフンセキで削りたい相手がいる場合に動かします。
サイドチェンジを使った場合、ほぼ100%でドラパルトにダイストリームが当たって、雨状態になりますが、雨でもドラパルトのなみのりはセキタンザンに半分届かないので構わずコンボしましょう!
VS+(よくいるので)
→ 、裏にまでは確定。バンドリ相手は先述した通り、キッスロトムは
ドラパルトがゴーストダイブorサイドチェンジしながら、ナットレイがダイマックスしてキッスにダイスチルします。この指やあくびが使えるトゲキッスはかなり面倒くさいので優先的に倒しに行きましょう。もしキッスがダイマックス&ダイバーンした場合は・・・泣きましょう。(一応、一回は耐えるはずです)
VSoror
→ 初手で対面した場合。「サイドチェンジ+キョダイフンセキ」します。
この3体はここ最近、「脱出ボタン+トリック」のコンボをほぼ100%してきます。これは非常にドラパルトセキタンザンと相性が悪く、自分のなみのりでセキタンザンが帰ってしまうからです。一度トリックを使わせれば、このコンボは使えなくなるのでサイドチェンジで避けましょう。
VS or +@
→ で「なみのり+キョダイフンセキ」か「鬼火+キョダイフンセキ」のどちらかです。基本、相手のドラパルトからセキタンザンに対して打点は無いため、少し余裕があります。
トゲキッスがいるならキョダイフンセキをに、いないならにキョダイフンセキを打ちます。ドラパルトの解説で先述した通り、物理型ドラパルトも一定数存在するので積極的に鬼火をドラパルトに当てていきましょう。
*裏にを用意しておけば、なみのりコンボが使えずにドラパルトが退場した時にカバーすることができます。
*の場合、ウィンディがこだわりハチマキでダイホロウ+インファイトでセキタンザンを落としに行く動きもあるため、素直になみのりコンボをするのをおススメします。
VS
→ 基本が晴れPTに対して強いですが、注意すべきは。こいつは今作で「だいちのちから」を習得したのでセキタンザンに4倍ダメージを与えることができます。また、こだわりスカーフの場合、蒸気機関を発動させる前にねむりごなで眠らせる戦法や、ようりょくそが加わることでS6段階上昇セキタンザンより速く動く戦いができます。なので、サイドチェンジで「ねむりごな」や「だいちのちから」をよけるのが重要です。
*最近はきあいのタスキで結果を残している方もいるので、フシギバナの持ち物をしっかりと把握するのが勝敗を分けます。
VS
→ あまり相性の良くない相手ですが、初手を出したとしても裏にがいれば大丈夫です。焦らずセキタンザンをナットレイに交代しましょう。ナットレイがいる場面だとミロカロスはダイウォールを使う可能性が高い&サマヨールがいたみわけで妨害するのが厳しいので、できる限りサマヨールを削る動きをしながらタイミングを見て、ミロカロスにダイソウゲンしましょう。グラスフィールド下の状態ならダイマックスミロカロスも高確率で落ちるので、一度サマヨールにダイソウゲンするのもおすすめです。
*無理やり、なみのり+キョダイフンセキでミロカロスを狙いに行くムーブもありますが、ミロカロス守る+トリックルームをしてくる場合もあるのでリスクは高いです。
*どうしても、が選出できない相手ならを持って行ってかみなりパンチするのもありです。
*でも大体動きは同じです。
VS+
→ 初手、裏にまでは確定。ドラパルトでかき乱しながらナットレイダイマックスでOKです。ナットレイの処理がこのPTの場合、しかいないので大事に使いましょう。
VS+@
→ でなるべく優先的にピッピを倒しましょう。もし、セキタンザンの苦手な相手がいる場合は、「サイドチェンジ+キョダイフンセキ」か「なみのり+だいばくはつ」を使います。
VS
→ 初手 でだいばくはつしましょう。裏にがいれば、トリル下でも対応できたり、トリルの切り返しが可能です。
*相手にがいた場合、がいないと厳しいです。
VSがエースのトリックルームPT
→ 今まで紹介したPTの中で一番苦手かもしれません。ドサイドンに強いポケモンはやがいますが、相手が弱点保険を発動した場合に受けきることが厳しいため、ナットレイのダイスチルでBを上げたり、ドラパルトの鬼火で無力化、サイドチェンジや守るを使ってトリックルームターンを稼ぐ動きを狙いましょう。
【VSその他募集中】
→ このパターンに載ってなく、選出方法が知りたい相手がいたらTwitterのリプやDMでコメントしてくだされば随時追加する予定です。
【改善案・反省】
・状態異常に弱いです
→参考にしたPTはが入っていたため、ダイサンダーで眠り対策が出来ましたが、替えてしまったので「ねむり・まひ・やけど」対策が疎かです。特に、いたずらごころ電磁波でドラパルトセキタンザンが機能しなくなる場合もありました。
・トリルに微不利です
→トリックルーム下でも戦えるポケモンは多いですが、それでも少しきついです。
なるべく相手が嫌がる行動をとり続けるのがトリル対策としておススメです。
【まとめ】
かなりの長文ですが、ここまで見てくださりありがとうございました。2年ぶりの構築記事なので誤字・脱字が無いか心配です…。
感想ですが、自分の中で剣盾最終順位30位内が第一目標だったので、今は少し安心しています。対戦成績も【129戦 86勝 43敗】と勝率66%を維持しながら、130戦程度でここまで来れたことは驚いてます。
まだまだ書き足りない事もありますが、これ以上書くと長すぎるので、ここで終わりにしたいと思います。もし、何か気になるようなことがありましたらTwitterのリプやDMでコメントしてくれればお答えします。たまにダブルランクマッチのキャス放送も行っているので、お暇でしたらぜひ見に来てください!
また好成績が取れたら構築記事を書くのでその時はよろしくお願いします。
【リンク】
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